2003年01月29日
三井化学、シンガポールのビスA第3系列営業運転入り
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:三井化学

 三井化学は29日、100%子会社であるミツイ・ビスフェノール・シンガポール(MBS、吉浦春樹社長)が2001年5月シンガポールに着工したビスフェノールA(BPA)第3系列(年産能力7万トン)設備が完成、試運転ののち今年1月1日から営業運転に入ったと発表した。これによりMBSは第1、第2系列(ともに同7万トン)と合わせてて年産21万トンのBPA生産能力をつ、アジア最大の生産拠点となった。
 
 同時に三井化学のBPA生産能力は日本の21万トン(日本ジーイープラスチックス含む)と合わせて年産42万トンとなり、アジア最大メーカーとしてのポジションを固めた。

アジア地域のBPA需要は、ポリカーボネート樹脂及びエポキシ樹脂等の原料として今後とも大きな伸長が見込まれており、今回の増設はこうした需要増加に対応した。同社のシンガポールプロジェクトはミツイ・フェノール・シンガポール(MPHS)のフェノール25万トンと合わせて世界でも最大級のフェノールコンプレックスを形成、今後もアジア全域で幅広い事業活動を展開していく方針である。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=617