2003年01月29日
カーボンブラックの今年の需要、昨年の1.9%増に
ゴム用の需要が引き続き好調に推移との予想
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会は29日、カーボンブラックの今年の需要見通しを明らかにした。それによると、総需要量は昨年の実績の1.9%増の85万220tとなっている。
 
 自動車用タイヤの輸出が今年も大幅に伸びるとの見方が主たる背景。これに対応するには、輸入を大きく伸ばすことが不可欠と診られる。
 需要見通しの内訳は、タイヤ用が同2.8%増の62万1,850t、一般ゴム用が同1%減の15万8,470t、ゴム用合計が同2.0%増の78万320t、非ゴム用が昨年の横並びの4万6,400t、内需合計が同1.9%増の82万6,720t、輸出が同0.9%増の2万3,500t--となっている。総需要のうちのゴム用は同2.0%増の79万120tとまとめられている。輸入の見通しは同8.4%減の9万100tで、うちゴム用は同9.6%減の8万100t、非ゴム用は同2.05増の1万tと予想されている。