2003年02月04日
日本勢によるナフサの1月の契約価格は平均301ドル強
00年10月いらいの300ドル台、前年同月の67%高に
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国のエチレンセンターや商社等が今年1月中に国際トレーダーや産油国などと契約したスポットナフサの平均価格は、トン当たり301ドル強となった模様。
 月半ばまでは290ドル台の日が多かったが、それ以降は連日300ドル超えとなった。月間契約価格の平均がトン当たり300ドル台に乗ったのは00年10月の306ドルいらいのこと。
 
 1月の平均価格を前月の平均に比べると約21ドル高い。上昇率は7%台半ばということになる。前年同月に比較すると約120ドル高い。アップ率は67%強となる。
 上昇率を原油のスポット価格のうちのWTIと比較すると、対前月比はナフサがおよそ4ポイント低いが、前年同月比は逆に1ポイント強高い。
 
 1月の契約分がわが国に到着する2月下旬から3月下旬にかけてのキロリットル当たりのCIF価格は、為替を1ドル=118円と仮定すると2万4,900円、国産ナフサは2万6,900円となる。