2003年02月05日 |
エチレン系製品の昨年の輸出入バランスは176万t強の出超 |
輸出が前年の5.3%増、輸入は5.6%の減少 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が5日に集計したところによると、エチレンとエチレン系誘導品の昨年の輸出入バランスは、エチレン換算(以下同)で輸出が輸入を176万5,700t上回る大幅な出超となった。 総輸出量は215万8,900t、総輸入量は39万3,200t、輸出比率(エチレン生産量に占めるエチレン系製品の輸出の比率)は30.2%、輸入比率(エチレンとエチレン系誘導品の合計の内需全体に占めるエチレン系製品の輸入の比率)は7.3%--となっている。 これらを前年の実績に対比すると、輸出は5.3%増、輸入は5.6%減、輸出比率は2.3ポイント増、輸入比率は前年の横並び--となる。出超量は8.1%の増加である。 総輸出量は99年の236万4,500tに次ぐ史上2番目の規模。出超量も99年の188万6,100tに次ぐ規模である。また、輸出比率も同じく99年の30.8%に次ぐ高率となっている。 主要製品の輸出の中では、EVAの35.9%増(8万5,701t)、ABS樹脂の24.0%増(3万9,825t)、EGの19.1%増(8万165t)、VCMの17.6%増(34万3,582t)、PVCの13.0%増(39万3,915t)、エチレンの15.4%減(24万3,635t)、SMの4.1%減(30万4,214t)--などが目を引く。 輸入では、HDPEの29.4%減(3万1,370t)、EDCの23.0%減(8万5,620t)、LDPEの7.5%減(14万3,574t)、エチレンの95.0%増(6万1,932t)、酢酸エチルの23.2%増(1万4,734t)、EGの7.7%増(2万6,424t)--などが目立つ。 ●エチレン換算輸出入実績 http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/9699b http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/b95hq |