2003年02月13日 |
アジアでエチレンプラントの春の定修がスタート |
チャンドラアスリは2週間の前倒しで実施 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
アジア地域でエチレンセンターの春の定修がスタートした。インドネシアのチャンドラアスリが、当初の予定を2週間繰り上げて1月25日に年産54万t能力のエチレンプラントの運休に踏み切ったのを皮切りに、台湾、韓国、日本、マレーシアの各国で5月末までに相次いで定修による運休がが続く。 チャンドラアスリの前倒しは、同装置にトラブルが発生したことによるもので、運休期間は短くて50日、長ければ60日になると見られる。これに続いては、台湾のFPCが同90万t能力の第2号機を8日から停止している。運休期間は45日間となる見通し。 そのあとは、韓国のYNCCの同48万t、出光石油化学・千葉の同37万4,000t、マレーシアのオプチマルオレフィンの同60万t、韓国の三星綜合化学の同55万t--の定修・運休が予定されている。これに伴い、アジア地域ではオレフィン、特にプロピレンの需給逼迫が一段と進む見通しにあり、市況がさらに上昇する公算が強い。 |