2001年12月26日 |
ナフサの11月の輸入通関価格は1万7,837円に |
前月を1,411円下回る、昨年2月並みのレベル |
【カテゴリー】:海外 【関連企業・団体】:財務省 |
財務省が27日に集計した11月の輸入通関統計によると、ナフサの総輸入通関数量は257万8,820キロリットルに、また総輸入金額は459億9,794万7,000円となった。このため、1キロリットル当たりの加重平均価格はCIF1万7,837円となった。 平均単価を前月の通関実績に比較すると1,411円安い。率にして7.3%の下降である。前年同月に対比すると、6,494円の値下がりである。26.7%のダウンということになる。 月間平均輸入単価が17,000円台となったのは、昨年2月の1万7,947円いらいのこと。特に前年同月に比べての下がり幅が大きいのは、9月から10月下旬にかけてのドル単の契約価格が急落したことによる。為替は円安が進んでいるが、それをはるかに上回るテンポで国際スポット相場が下落しているのが効いている。 12月の輸入価格がいくらになるかはまだ明確でないが、為替次第ではさらに下降線をたどりそう。その場合の10~12月期の国産ナフサ価格は平均2万円の大台を若干割り込む可能性もある。 |