2003年02月19日 |
PSの内需が1月も依然好調、7ヵ月連続の前年超え |
輸出が縮小して総出荷数量は前年比101%に |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会が19日に集計したところによると、PS(ポリスチレン)の1月の総生産量は前年同月比114%の8万3,598t、総出荷量は同101%の8万1,676tとなった。 注目されるのは、出荷のうちの内需(国内向け)が同108%の7万1,657tと引き続き高水準をキープしている点だ。7ヵ月連続の前年同月超えである。前年のみならず前々年の1月の実績も上回っている。電機工業用、包装用、雑貨産業用、FS用のいずれも前年同月超えとなっている。うち電機工業用は、4ヵ月連続の前年同月比2ケタ増である。コピー機やFAXなどの事務機器向けの需要の大幅増によるところが大きいようだ。 一方の輸出は前年同月を30%下回ったが、これは内需が旺盛であったため輸出を縮小せざるを得ないところが多かったせいと見られている。 また、生産が14%増となったのは前年同月が大幅減産中であったことによるものであり、したがって、月末在庫は前年同月比78%と依然低水準にある。在庫率は1.1ヵ月にすぎない。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/03219008.tif |