2003年02月26日
カーボンブラックの出荷の好調が続く
1月も前年同月比109.1%の6万113t
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が26日に集計したところによると、カーボンブラックの1月の総生産量は6万4,167t、総出荷量は6万113tとなった。前年同月に比較すると、生産は13.1%増、出荷は9.1%増である。この結果、生産の前年同月超えは7ヵ月連続、また出荷の前年同月超えは10ヵ月連続となった。
 
 同協会によると、好調の持続の最大の要因は、自動車の生産が好調を維持していることに伴うタイヤの需要の拡大にあるという。タイヤの1月の国内向け出荷は4万2,606tで、前年同月比100.1%。輸出は5万1,198tで同124.0%、生産は9万2,409tで同111.4%--となっている。国内向け出荷は6ヵ月連続、輸出は15ヵ月連続、生産は14ヵ月連続の前年同月超えである。
 
 各社とも、旺盛な需要に対応するためフル稼働を続けており、それでもなお需給がタイトなため1月も8,855tが輸入された。
 1月の出荷のうち、ゴム用ファーネスは5万6,369tで同109.0%、非ゴム用その他が3,744tで同111.8%となっている。