2001年12月25日
経済産業省が発表、2002年度予算は「改革断行実現」型に
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 経済産業省の14年度(2002年度)予算は、一般会計9,092億円、特別会計は石油特会、電特会計など1兆3,659億円と確定した。政府折衝により、一次内示額から一般会計55億円、特別会計は81億円増額した。同省は25日、この予算の配分について「重点分野に大胆にシフトする“改革断行予算”を実現する」と次のように発表した。

(1)わが国経済社会が本来有する潜在力を最大限に発揮できるような構造改革を推進する観点から、新市場、新産業の創出、新たな雇用の創出を目指し、
技術革新や新たなビジネス展開の支援を進める。

(2)IT革命、環境・エネルギー問題、少子・高齢化など経済社会の変化に伴って生じる新たな社会ニーズ・消費者ニーズに対応し、潜在需要の健在化を促す。

(3)構造改革に向けて個人や企業が挑戦できるよう、活力ある中小企業を育成しつつ、セーフティネット(安全網)の充実に努める。

経産省の2002年度予算概要のうち主なもの次の通り。(単位;億円、カッコ内は2001年度予算額)

<イノベーションの促進>
(1)大学発ベンチャー1000社計画 259(167)
(2)提案公募型研究助成 236(160)
 ◇産業技術研究助成20.8(16.5)
 ◇戦略的産業技術実用化研究16.0(15.5)
 ◇大学発事業創出実用化研究助成22.2(新規)
 ◇次世代ソフトウエア開発12.0(新規)
(3)戦略的な研究開発投資 352(228)
 ◇ライフサイエンス85.3(53.3)
 ◇生物機能活用型循環産業システム創造プログラム16.0(10.0)
 ◇情報通信・次世代半導体プログラム45.9(33.9)
 ◇ナノテクノロジー29.2(15.0)
 
<環境・リサイクル>
(1)エコタウン事業 80.0(13.0) 、
(2)3Rプログラム17.9(11.8)
(3)化学物質の適正管理 13.0(13.7)