2003年03月04日 |
旭化成、韓国のアクリロニトリル増設プラントの商業運転入り |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は4日、100%子会社の韓国・東西石油化学(社長:李均鐵)が蔚山に建設してきたアクリロニトリル(AN)年産20万トンの増設プラントが商業運転を開始したと発表した。これに伴い、副生青酸を利用した青化ソーダの増強プラント(年産3.9万トン/年)も稼動開始した。増設工事には2001年春から着手していた。 東西石油化学は、これまで2系列年産13万トンのAN生産設備をもっていたが、老朽設備1系列(年産6万トン)を停止したため、現有能力は年産27万トンとなる。旭化成グループは、国内の水島・川崎合せた年産40万トンに、韓国の27万トンと米国の5万トン、計72万トンのAN生産能力をもったことになり、AN事業の一層の強化につながるとしている。 【東西石油化学の概要】(増設プラント完成後) (1)会社名:東西石油化学株式会社(Tongsuh Petrochemical Corp., Ltd.,) (2)資本金:506億4千万Won(約50億6千万円) (3)出資比率:旭化成100% (4)事業概要:AN(生産能力27万t/年)、青化ソーダ(同3.9万t/年)、 アクリルアマイド(同1万t/年)、EDTA(同3千t/年)製造販売 (5)代表者:(社長)李 均鐵、(副社長)松本 誠 (6)所在地:(本社・工場)大韓民国慶尚南道蔚山市 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=711 |