2003年03月05日
JEPSRAの佐藤会長会見「リサイクルさらに充実めざす」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:日立化成工業

 発泡スチロール再資源化協会(JEPSURA)の佐藤剛会長(日立化成工業副社長)は5日記者会見し、同協会の2002年の活動を振り返るとともに、今後の取り組みについて語った。この中で、発泡スチロール(EPS)再資源化の現状について「02年のリサイクル率は64.7%とさらに上昇し、目標としてきた、05年70%の達成に向け大きく前進した。さらに充実した活動を展開したい」など、要旨以下の通り語った。
 
(1)EPSの処理拠点である「エプシープラザ」は、昨年末150ヵ所となった。地域に密着した拠点として、消費者にも利用されやすいので、さらに拡充、強化させたい。今後の活動の最優先課題とし、地域リサイクルの充実をはかっていく方針だ。

(2)各地の卸売市場は使用済みEPS製容器が集まりやすく、しかも効率よく再生処理できる強みを持っている。このため協会としても中央・地方の各卸売市場によるリサイクル処理機の導入に対して引き続き積極的に助成措置を講じていきたい。

(3)溶剤による減溶システムや油化システムなどの新しい手法によって本格的にリサイクルに取り組む企業が出てきているので、当協会では技術と運営の両面でしっかりフォローしていきたい。大学や専門研究機関との連携も一層密にしていきたい。