2003年03月10日

POインフレフィルムの昨年の総出荷量は約92万t

海外で生産したPE袋も含めて組合が集計

【カテゴリー】：実績/統計 【関連企業・団体】：日本ポリオレフィン、財務省、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

日本ポリオレフィンフィルム工業組合は10日、同組合加盟のポリオレフィンフイルムメーカー203社の昨年の総出荷実績をまとめた。対象は、L-LDPEとEVAを含むLDPEフィルム、HDPEフィルム、IPPのいずれもインフレーションフィルム。 　 　昨年の総出荷数量は91万9,886ｔで、内訳はLDPEフィルムが57万6,898ｔ、HDPEフィルムが31万1,758ｔ、IPPが3万1,230ｔとなっている。輸入が大幅に増えていることで注目されるHDPEフィルムのレジ袋用の総出荷量は、16万1,312ｔとなっている。 　 　今回の同組合の集計値は、前年までと異なり、インサイダーが中国など海外で生産したもののうち国内に持ち込んで販売した数量も含んでいる。したがって、前年の実績との対比はできない。 　 　財務省の輸入通関統計によると、昨年のPE袋の総輸入数量は34万3,957ｔで前年を18.4%上回った。またPEフィルムの総輸入量は6万8,149ｔで、4.0%増となっている。しかし、この中には大手商社が輸入したものもかなり含まれていると見られる。このため、インサイダーの昨年の輸入比率がどの程度のパーセンテージになるかは明らかでない。