2003年03月12日 |
PSPの2月の出荷、前年とほぼ横並びの9,040t |
トレー用原反が34ヵ月振りに前年同月超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の2月の総出荷数量は9,040tとなった。前年同月比は99.6%なのでほぼ横並びといえる。 注目されるのは、消費量が最も多いトレー用原反が前年同月を2.7%上回っている点だ。同品種の出荷は平成12年5月いらい連続33ヵ月にわたって前年同月を下回ってきていたが、ようやく終止符が打たれた。これには、他の材料にウエートを移してきていた大手ユーザーがここにきて再びPSP製トレーに重点を置いた営業政策を取り始めたことが大きく作用していると見られる。 一方、ラミネート用品種は引き続き着実な伸びを遂げている。しかし、ロール巻き一般品種が前年同月を10.6%下回ったため出荷トータルが前年を上回るまでには至らなかった。 各品種の2月の出荷実績は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年同月比。 ▽トレー用原反 3,790(102.7%) ▽ロール巻き一般反 1,780(89.4%) ▽小計 5,570(98.1%) ▽ラミネート丼用 2,480(101.6%) ▽ラミネート一般用 990(103.1%) ▽小計 3,470(102.1%) ▽合計 9,040(99.6%) |