2003年03月12日
三菱化学、1,4−ブタンジオール輸出価格改定
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:三菱化学

 三菱化学は12日、1,4-ブタンジオールのアジア向け輸出価格を3月10日出荷分からトン当たり100ドル引き上げ、CIF1,300ドル/トンとすることで顧客との交渉に入ったと発表した。誘導品の一つであるテトラヒドロフラン(THF)の輸出価格も同レベルで引き上げることにし交渉を開始した。
 
 同社は、このところの原材料価格の高騰により、CIFベース1,300ドルは採算確保の最低ラインとしており、今後の状況しだいでは、現在定修中の第1系列(年産2万トン能力)プラントの再開延期も検討したいと、交渉に強い姿勢を見せている。