2003年03月13日 |
ダイセル化学、包装フィルムの延伸機停止 |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:ダイセル化学 |
ダイセル化学工業は13日、包装フィルム事業の競争力強化を図るため、本年3月中に二軸延伸フィルム原反の製造を停止し、購入原反を使用したコートフィルムの製造販売ならびに受託コーティング事業に特化すると発表した。 同社は、神崎工場を拠点として、ポリプロピレン二軸延伸フィルム(OPP)原反にポリ塩化ビニリデン等のバリア塗材をコートして防湿性、酸素バリア性を付与したフィルムを、主に食品用包装材料市場に展開してきた。 これまで、原反のOPPフィルムは関連会社の豊科フィルム(長野県南安曇郡豊科町、木下博司社長)から購入し、神崎工場の延伸機でフィルムを内製し、同工場のコーティング設備によってコートを行ってきた。しかしOPP延伸機の老朽化が進み、生産性が低いことから、同設備の廃棄を決めた。今後はコーティング事業に集中し、開発機能等の充実を図る。また、今後必要となる原反は豊科フィルムだけでなく、広く他社からも購入していく計画だ。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=743 |