2002年05月21日
酢ビモノマー3月の生産落ち込む、建材向け需要が低迷
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:酢ビ・ポバール工業会

 酢ビ・ポバール工業会は20日、3月の酢ビモノマーとポバールの生産、出荷実績をまとめた。酢ビは主用途である建材向け需要の冷え込みと輸出の不振から生産,出荷とも大きく前年を割り込んだ。ポバールは、マイナスにはなったが全体的には比較的堅調で、昨年なみの水準は維持できる見通し。

 3月の酢ビモノマーの生産は41,259トンで前年比89%と大幅減少した。出荷はポバール用26,908トン(93%)、接着剤4,829トン(85%)、EVA6,277トン(105%)、輸出6,046トン(50&)など計44,950トン(83%)だった。月末在庫は20,862トンで前月比85%と減少した。
 
 ポバールは生産14,497トンで前年比94%、出荷はビニロン用3,820トン、繊維用695トン、フィルム602トン、接着剤2,065トン、輸出7,034トンなど合わせて17,988トン(92%)、在庫は37,650トン(前月比92%)。