2003年03月18日
SMの2月の内需、9ヵ月連続の前年同月超え
月末在庫は0.3ヵ月と依然低水準
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会の集計によると、スチレンモノマー(SM)の2月の生産量は25万380t、出荷量は25万6,624tとなった。前年同月の実績に比較すると、生産は2%増、出荷は2%減である。
 
 出荷のうちの内需は16万9,543tで、前年同月比はわずか(0.03%)ながらプラスとなった。この結果、内需は9ヵ月連続の前年同月超えとなった。一方、輸出は8万7,081tで同4%減となっている。輸出の減少は、各社とも在庫が乏しく輸出余力が低下したためと見られる。
 
 こうした結果、月末在庫は前月をさらに4,000トン強下回って8万4,744トンとなった。前年同月比は3%多いが、在庫率は0.3ヵ月分と低水準にとどまっている。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/fax/images/03318006.tif