2003年03月19日 |
旭化成、レオナ繊維工場が商業運転再開 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成は19日、昨年3月12日に火災事故を起こした同社レオナ工場(宮崎県延岡市、現レオナ繊維工場)が同日ほぼ一年ぶりに商業運転を再開したと発表した。今後はグループをあげて安全操業に努める。発表した「安全対策」と復旧状況は以下の通り。 1.安全対策 (1)事故原因 昨年、同社の事故対策委員会(委員長、甲賀国男延岡支社長)が、再発防止の観点から原因究明を行い、巻取機の電気系トラブルによって発火し、ケーブル等を介して延焼したと推定した。 (2)再発防止策 これに基づき、操作、設備や保全の各面から、より安全かつ確実な作業手順、保全の徹底を図るとともに、信頼性の高い電気系部品の採用や点検しやすいレイアウトへの変更、延焼防止策の強化、環境安全を重視した組織編成を進めた。さらに緊急通報装置(ホットライン)を工場内に配備、延岡支社全体で59箇所配備した。 2.復旧状況 (1)スケジュール 3月19日から、タイヤコードの一系列(年産14,500トン)が稼動を開始、産業資材のすべての設備(同3,000トン)も、当初予定通り4月に稼動を開始する。本年10月までにタイヤコードの残り一系列(同14,500トン)を再開し、全能力年産32,000トンとする予定。何れも当初からフル操業できる見込み。 (2)投資額=120億円(当初予定通り)。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=761 |