2003年03月25日
フラットヤーンの輸入比率、ついに6割台に
圧倒的多数を中国品が占める
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 日本フラットヤーン工業組合の調査によると、PP製ならびにHDPE製のフラットヤーンの昨年年計の輸入数量は7万7,839トンとなった。前年の実績を3.8%上回っている。
 
 クロスシートは1万4,038トンで3%減少したが、フレキシブルコンテナーが3万7,221トンで9.1%増となったのが影響している。
 
 一方、国産品の出荷数量は4万8,696トンであった。全消費量に占める輸入比率は61.5%となる。前年は58.2%、前々年は55.1%であったが昨年は一気に6割の大台に乗った。圧倒的多数を中国品が占めている。特恵輸入扱いとなっていることもあって価格が安いため国産品を大きく圧迫している。