2003年03月26日
カーボンブラックの出荷、11ヶ月連続の前年超え
タイヤの輸出の好調持続で2月は5.1%増の6万2,822tに
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:カーボンブラック協会

 カーボンブラック協会が26日に集計したところによると、カーボンブラックの2月の総出荷数量は6万2,822tとなった。前年同月の実績を5.1%上回っている。これで同製品の単月の出荷実績は11ヶ月連続の前年超えとなった。
 うち、ゴム用ファーネスが5万9,029tで5.0%増、非ゴム用その他が3,793tで6.1%増となっている。
 
 2月も引き続き好調であったのは、タイヤ業界の生産活動が依然として活発であったため。タイヤの2月の生産数量は10万116tで前年の実績を8.4%上回った。15ヶ月連続の前年同月超えである。出荷は国内向けが4万6,339tで4.8%増、輸出が5万2,312tで12.4%増となっている。国内向けは6ヵ月連続の、輸出は16ヶ月連続の前年超えとなった。つまりは、タイヤの輸出の拡大がカーボンブラックの出荷の好調の持続に結びついているということができる。
 なお、カーボンブラックの2月の生産量は6万2,497tで前年同月を9.1%上回った。