2003年03月27日
ナフサの2月の輸入価格、財務省の通関の平均はKL2万4,700円
前年同月の平均価格を7,500円上回る、前月比も2,100円高
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:財務省

 財務省が27日に集計した2月の輸入通関速報によると、石油化学用ナフサの2月の輸入通関CIF価格の平均は1キロリットル当たり2万4,701円となった。総輸入数量が209万3,408キロリットル、総輸入金額が517億2,581万5,000円となったことによる。

 平均単価を前月に比較すると動2,134円高い。率にして9.5%の上昇である。前年同月に対比すると同7,471円もの値上がりである。アップ率は43.4%にもなる。また、昨年10〜12月期の加重平均に比べても同2,800円(12.8%)高い。

 大幅アップの要因は、昨年12月から今年1月にかけて石油化学企業や大手商社などが国際トレーダ−や産油国などと契約したスポットナフサ価格がイラク情勢の緊迫化に伴って急騰したことにある。3月入着の価格はこれをさらに大きく上回るのが確実と見られる。