2001年12月20日
BSSF、ドイツに世界規模のメタンスルホン酸工場新設へ
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:BASF

 BASFは20日、本社ルートヴィッヒスハーフェン拠点内に、メタンスルホン酸工場を新設すると発表した。2003年初完成の予定。安全とコスト効率の高い新プロセスを採用した、世界規模の工場になるとしている。

 メタンスルホン酸は、多くの重金属や重金属塩の溶媒として優れた特徴をもつ有機酸で、主に電解浴で酸として使用される。電着技術によって「銀」となるため、電子・自動車産業では従来のはんだ合金に代る、無鉛はんだ用として注目している、塗料。顔料の生産用のほか、医薬・農薬分野ではエステル化、重合触媒などに使用している。