2003年04月01日
ナフサのC&Fジヤパン価格、先週の平均は270ドル
依然として弱含みながら不安定な動き
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場のうちの日本向け価格(C&Fジャパン価格)の先週いっぱいの平均は、トン当たり270ドルとなった模様。その前の週の平均に比べると27ドル前後のダウンである。さらにその前の週に比較するとおよそ100ドルの値下がりということになる。

 従来は、原油とほぼ同じ幅で変動してきたが、最近はナフサの下げ幅が大きい点が特徴的といえる。また、北西欧のスポット相場に比べても極東向けの下げが大きい。

 ただし、1週間のなかでもかなりの上下動が見られる。トップは280ドル、ボトムは260ドルとかなりの格差が生じている。極めて安定性に欠ける動きとなっているわけで、このため石油化学企業も商社も今後の動きは非常に読みにくいとしている。