2003年04月02日 |
三菱レイヨン、高輝度液晶用プリズムシート量産販売開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:三菱レイヨン |
三菱レイヨンは2日、従来タイプに比べて輝度を30%向上させた、高輝度液晶ディスプレー用プリズムシート「ダイヤアート」Yタイプの本格的な量産販売を開始したと発表した。3年後の売上げ50億円を目指す。 液晶ディスプレー(LCD)は、ノートパソコンやPCモニタ、携帯電話、カーナビゲーション、テレビ、ゲーム機など、多くの情報機器に使用されている。電子情報技術産業協会によると、LCDの2002年の世界出荷台数は前年比40%増の約7,240万台、05年には1億5,500万台に倍増すると予想している。一部の反射型LCDを除いて、ほとんどのLCDには、光源として、液晶パネルの背後から均一な光を当てるバックライトが使用されている。 三菱レイヨンは、このバックライトとして、1枚の使用で明るさが30%向上した新しいタイプのプリズムシート「ダイヤアート」Yタイプを開発し、今月から量産販売に入った。生産能力は年産1,200万枚。アクリル樹脂の精密成形技術により、プリズムの形状をナノスケールで最適化し、集光効率を向上させた。1枚使いなので、LCDの高輝度化と軽量・薄型化が達成できるとしている。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=832 |