2003年04月02日
3月のC&F/ジャパンの平均は320ドル強に
前月を6%内外下回るも前年比は37%高
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、わが国の石油化学企業や大手商社などが国際トレーダー等と3月中に輸入契約した石油化学用ナフサの価格(C&F/ジャパン価格)の平均は、トン当たり320ドル強となった模様。2000年9月の平均とほぼ同じレベルである。
 
 これを2月の平均に比較すると、同およそ21ドルの値下がりとなる。率にすると約6%の下降である。これは、原油のスポット価格の下落に連動してのもの。WTIの3月の平均は前月を約7%下回って33.2ドルとなった。ナフサの下降率は若干それを下回っているが、これはアジア地域のナフサの需要が依然として堅調であったためと見られる。
 
 一方、前年同月の平均と対比すると90ドル近い高値となる。率にするとほぼ37%高ということになる。これが日本に到着する5月の為替が現在と同じと仮定すると、キロリットル当たりの円単位のCIF価格は2万6,400円ということになる。