2003年04月03日 |
昭和電工、知的財産権を世界にライセンス |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工は3日、同社がもっている特許権等の知的財産を、日本国内に限らず世界的にライセンスする活動を本格的に開始したと発表した。このため同社は、海外へのライセンス供与拡大を目的に、知的財産運用およびライセンス交渉の専門会社である英・QED Intellectual Property Limited社との間で、外国特許権(出願中の案件も含む)のライセンス業務委託契約を締結した。 ライセンス業務委託を行った特許は、以下の4技術分野。 (1)吸水性ポリマー (PNVA)関連技術(種々の液体を吸液する高性能ポリマーとしての用途およびPNVA製造用モノマーの権利を含む) (2)耐汚染性硬化被膜材料 (3)反芻動物用飼料粒剤 (4)農薬原料 いずれも同社の独自技術だが、このうちPNVAでは、モノマーからポリマーまでの製造技術、用途技術等ですでに100件を超える特許群を所有している。 同社は、2003年を初年度とする新中期経営計画「プロジェクト・スプラウト」で、無機化学・アルミニウムと有機化学との『技術シナジーの追求』を基本コンセプトに掲げるなど、個性派化学の確立を目指して取り組んでいる。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=837 |