2003年04月03日 |
三井化学、PET樹脂生産再開へ |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:三井化学 |
三井化学は3日、主原料PTA、MEGの高騰から、生産を一時停止中の岩国大竹工場のPET樹脂年産14万8,000トン設備を10日ごろには再開すると発表した。 同社は原料コストが急騰し、上昇幅がキログラム30円を超えたため、一時的に同設備を停止していたが、PET樹脂が需要期を迎え、在庫にも不安が生じかねないとして、生産を再開することにした。 PTA、MEG等原料の需給はいぜんタイトで、とくにPTAは、粗原料であるPXの需給ギャップが解消されていない。市況も、今後の中東情勢とはかかわりなく、引き続き高いレベルで推移する見通しが強い。このためコストアップ分については、今後値上げで対応せざるを得ないとしている。 なお、現在定期修理中のインドネシアのプラント(PNR=年産7万5,000トン)も、定修終了後早期に再開する方向で検討中という。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=838 |