2003年04月07日 |
主要石化品のメーカー別生産能力、エチレンは723万トン |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:昭和電工、経済産業省 |
経産省化学課は7日、主要石油化学製品の2002年12月末時点におけるメーカー別生産能力をまとめた。対象品目は、石化品がエチレン、低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンオキサイド、スチレンモノマー、ポリスチレン、塩化ビニールモノマー、塩化ビニル樹脂、アセトアルデヒド、アクリロニトリル、合成ゴム、メチルメタアクリレート(MMA)モノマーの計13品目。今後1年以内に再稼動予定のない休止設備は能力から除いた。 この結果、エチレン設備は、昭和電工(大分)の2系列から1系列への生産体制再構築と、出光石化(徳山)の分解炉増設によって、トータル年産723万2,000トン(定修年)と、一年前に比べ、18万9,000トン増加した。しかし誘導品は、国内需要の低迷が続くなか、塩ビ樹脂の8万トンをはじめ、高密度ポリエチレン、ポリスチレンなどの汎用樹脂を中心に減少した。他も横ばいだった。東南アジアや中国など、海外との需給バランスしだいでは、この傾向はさらに強まると見られる。 一方、芳香族製品は、ベンゼンが541万1,000トンで前年末に比べて7,000トン、トルエン161万3,000トンで同2万1,000トン、キシレン581万6,000トンで同11万9,000トンそれぞれ増加した。パラキシレンは322万8,000トンで3万5,000トンの減少。(CNT「資料室」に各社別の能力一覧表があります) ●経済産業省主要石油化学製品生産能力調査(2002年12月末) http://www.chem-t.com/link/data/capa/miti/end02.html |