2003年04月07日
東洋スチレン、五井工場のPS4万5,000トン休止
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:新日鐵化学、ダイセル化学、電気化学工業、東洋スチレン

東洋スチレンは7日、五井工場にあるポリスチレンプラントのうち、HIタイプの一系列、年産4万5,000トン設備を昨年11月に休止したことを明らかにした。世界的な景気後退や、主要ユーザーである家電産業の海外シフトなどから、事業環境はさらに厳しくなると判断した。
 
 同社は1999年、電気化学工業、新日鐵化学、ダイセル化学工業3社のポリスチレン事業を統合して発足。当時は五井、君津、広畑の3工場にGP、HI、バッチ合せて年産37万6,000トンの能力をもっていたが、2001年末、GPプラントの休止やバッチ設備の連続法への切り替えなどによって5万3,000トンを削減し、能力を32万3,000トンとした。今回さらに五井工場のHIプラントを休止し、3工場の合計能力を27万8,000トンに縮小した。