2001年12月19日
SMの11月の出荷、前年同月比106%に
内需は同90%と不振、輸出は同156%と好調
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:日本スチレン工業会

 日本スチレン工業会の集計によると、SM(スチレンモノマー)の10月の総生産数量は26万7,054トンに、また総出荷数量は27万1,145トンになった。前年同月の実績に比べると、生産は横並び、出荷は6%増となる。もっとも、出荷のうち内需は17万5,211トンで同10%減と不振であった。一方の輸出は逆に56%増と好調で、内需の落ち込みをカバーした。
 この結果、月末在庫は7万2,121トンとなった。前年同月末に比べると22%少ない。

 SMの内需の内訳は以下の通りだが、主力のGP・HIが6%減と引き続き不調な点が目を引く。かっこ内は前年同月比。
 ▽GP・HI= 88,690トン( 94%)
 ▽FS   = 16,059トン(101%)
 ▽AS   =  3,018トン( 45%)
 ▽合成ゴム = 11,713トン( 77%)
 ▽不飽和ポリ=  6,720トン( 82%)
 ▽ABS  = 24,968トン( 98%)
 ▽その他  = 24,043トン( 80%)
  合計   =175,211トン( 90%)