2003年04月09日
ポリオレフィンフィルムの出荷、1月は前年の0.4%減
LDPEフィルムは3.9%増、HDPEフィルムは4.5%減
【カテゴリー】:実績/統計
【関連企業・団体】:日本ポリオレフィン、日本ポリオレフィンフィルム工業組合

 日本ポリオレフィンフィルム工業組合がこのほど集計したところによると、ポリオレフィンインフレーションフィルムの今年1月の総出荷数量は6万5,936tとなった。前年同月の実績を0.4%下回っている。

 同組合の集計の対象となっているのは、インサイダー(203社)とアウトサイダーの両方の製品で、輸入分も含んでいる。
 
 1月の実績はおおむね前年並みということができるが、品種によって対前年同月比に大きなばらつきが生じている。LDPEフィルム(L-LDPEフィルムを含む)は4万2,877tで前年を3.9%上回っているが、HDPEフィルムは2万977tで逆に前年を4.5%下回っている。また、IPPは2,082tで29.6%の減少となっている。
 
 LDPEフィルムが前年超えとなったのは、メーンの産業用が6.7%の高成長を遂げて2万2,155tに拡大したことによる。一方、HDPEフィルムがマイナス成長となったのは、レジ袋が7.9%落ち込んで9,994tにとどまったため。ただし同フィルムの場合も、産業用は2.0%増えて8,603tとなっている。