2003年04月09日 |
日本農産、抗体でドイツ、タンパクでベルギー社と提携 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:日本農産工業 |
日本農産工業は9日、ドイツのジェノバック社(Genovac A.G.)と提携し、DNA免疫による抗体生産の受託サービス事業を開始すると発表した。ジェノバック社は1999年に設立されたベンチャー会社で、抗原を必要とせずに、DNA免疫により高品質の抗体を、独自のスクリーニングシステムを用いて作製する技術を持っている。 ジェノバック社の技術では、抗原の確保及び精製工程を必要としないので、期間の短縮と低コストでの作製が可能となり、オリジナルのタンパク質に対する抗体生産や臨床用抗体の開発、生産等に需要が見込まれ、診断薬、治療薬への用途拡大が期待されるとしている。同社が日本の製薬会社や研究機関から受注し、ジェノバック社が抗体を作製する形態の受託サービスとなる。 また同時に、ベルギーの4Cバイオテック社(4C Biotech S.A. )と提携し、哺乳細胞を使ったタンパク生産受託サービスを開始致する。4Cバイオテック社は哺乳細胞によるタンパク発現と独自のオペレーション技術による効率的なタンパク生産に定評があるという。同社が日本国内で受注し、4Cバイオテック社が生産を行う。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=851 |