2003年04月10日
エチレンセンター各社、1〜3月期のナフサ価格を2万7,000円と予想
4〜6月期はさらに上昇と警戒する向きも
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンターの多くは、今年1〜3月期の石油化学用ナフサの平均価格(輸入ナフサの炉前価格と国産ナフサ価格の両方)が1キロリットル当たり2万7,000円になるとの見方を固めている。昨年10〜12月期の価格は2万3,900円であったので、3,100円のアップということになる。

 これは、ナフサの国際スポット相場が原油の高騰に連動して2月中旬以降に急騰してきたことから3月のわが国への入着価格が大きく押し上げられるのが確実になったきたとの判断によるもの。

 続く4〜6月の価格については、二通りの見方がある。一つは、さらに上がって2万8,000円になるとの予想であり、そしてもうひとつは1〜3月期の横並びになるとの想定である。ただし双方とも、3月初旬から中旬にかけての記録的な高騰を遂げたスポット価格が4月に入って反落してはいるものの今後の動きはまだ読みづらいとしている。