2003年04月10日
ナフサのスポット相場が各地で小反発
アジア向けも欧州向けも3日連続で上昇
【カテゴリー】:市況
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋によると、ナフサの国際スポット相場が今週に入って各地で小反発半端地している。日本の石油化学企業や商社などが国際トレーダーや産油国との間で契約している、いわゆるC&F/ジャパン価格の平均はトン当たり245ドル強となっており、先週末に比べると約1.7ドル高い。北西欧向けのCIF価格は動233ドルの半ばで、先週末に比較すると2ドル強の反発となっている。

 いずれも小幅ながら3日連続しての反騰ということになる。ただし、センターの多くは、こうした現象をもって2月中旬をピークに下降を続けてきたスポット相場が下げ止まったと判断するのは早計だとしている。今後の動きは、OPECが24日の臨時総会で原油の減産を決めるかどうかで決まるので、それまでは商談を手控えて模様眺めに徹したいというところが多い。