2003年04月11日 |
チバ・スペシャルティ、UV硬化塗料向け新低臭気性光重合開始剤を発表 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:チバ・スペシャルティ・ケミカルズ |
チバ・スペシャルティ・ケミカルズ(本社:スイス・バーゼル市)は11日、UV硬化塗料向けに新しい低臭気性の光重合開始剤「チバ イルガキュア 754」を発表した。 硬化スピードが速く、硬化後の黄変を抑えることができる。主にプラスチックや木材の保護に使われるクリアコート用に開発された。従来型のシステムと、ポリウレタン・アクリレートのディスパーションなどの水系システムの双方に最適という。 UV硬化は、過去20年間で最も急成長した技術の1つだが、市場の拡大に伴い、新規材料は、高い反応性を示す一方で低臭気性と低拡散性を実現するという、難しい要求を満たす必要があった。同製品はこれらの要求項目を満たすために開発された。従来の光重合開始剤と比べ、硬化後の塗装物に残留する開始剤由来の臭気・VOCが大きく軽減されるため、シックハウス症候群等が問題となる可能性がある内装建材の塗装にも適している。 UV硬化システムは、幅広い用途で使われており、UV硬化塗料は、木材、金属、革、ビニール、プラスチック、ガラスや紙など、ほぼすべての部材に適用できる。また最終製品は、汚れにくく、耐摩耗性、耐薬品性、耐候性、および耐久性に優れているという。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=864 |