2003年04月14日 |
PSPの3月の出荷、3ヶ月ぶりに1万tの大台に |
トレー用原反が2ヶ月連続で前年超え |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会の集計によると、同シート(PSP)の3月の総出荷数量は1万620tとなった。3ヶ月ぶりの1万tの大台超えである。前年同月比は99.1%なのでほぼ横並びということができる。 この中で注目されるのは、トレー用原反の出荷量が2月に続いて前年同月の実績を上回っている点だ。3月の同原反の出荷数量は4,780tで、過去1年の月間出荷数量の中では最大の規模となっている。前年同月に比べると3.2%多い。 トレー用原反の出荷は、製品の薄肉化もあって長期にわたり前年同月を割り込んできた。それがここにきて回復傾向をたどり始めた要因については、食品用トレーの成形加工メーカーの中で新規ロースタック品種を開発・上市するところが出てきたことが大きいと指摘する向きが関係筋に多い。 一方、ラミネート丼用品種の出荷も引き続き好調で、前年同月比103.8%の2,760tとなっている。 ただし、平成14年度(平成14年4月〜15年3月)の総出荷量は12万729トンで前年度を4.3%下回っている。トレー用原反の1月までの低迷が響いている。ラミネート用品種は2.8%増となっている。 PSPの3月の出荷実績は以下の通り。かっこ内は前年比。右は年度計。 トレー用原反 4,780t(103.2%) 51,470t(91.1%) ロール巻き一般反 2,070t(88.1%) 24,880t(94.2%) 小計 6,850t(98.1%) 76,350t(92.1%) ラミネート丼用 2,760t(103.8%) 31,100t(105.6%) ラミネート一般用 1,010t(93.5%) 13,270t(96.7%) 小計 3,770t(100.8%) 44,370t(102.8%) 合計 10,620t(99.1%) 120,720t(95.7%) |