2003年04月17日 |
EPSの出荷、3月は前年同月の8.8%増の高水準 |
1〜3月期トータルも前年比3.3%増と順調な伸び |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレン工業会 |
発泡スチレン工業会の集計によると、EPS(発泡スチレンビーズ)の3月の総出荷数量は1万6,254tとなった。前年同月の実績を8.8%上回っている。最近では昨年7月の同9.8%増に次ぐ高い伸び率である。実需の拡大もさることながら、多くの需要家が先高を読んであらかじめ多めに注文したことも大幅増の要因ではないかと見られている。 需要分野別に見ると、最大の消費分野である水産用(魚箱用)が前年同月を8.3%上回って7,817tとなっている点が特に目を引く。それ例外の分野も、農業用(農産物用)が51.1%増の1,839t、その他成型品用が4.3%増の3,089t、ブロック用が11.2%増の1,581t-等々多くが前年を上回っている。主な用途で前年を下回ったのは、家電用の1,829tだけである。もっとも、減少率はわずか0.1%なので事実上横並びといえる。 こうした結果、1〜3月期の総出荷数量は4万3,967tとなった。前年同期の実績を3.3%上回っている。メーンの水産用は2万1,173tで前年同期比3.8%増となっている。以下は、その他成型品用が8,581tで1.0%減、ブロック用が4,902tで13.7%増、家電用が4,874tで3.1%減、農業用が3,873tで17.6%増-などとなっている。 |