2003年04月17日 |
昭電と協和発酵、酢酸エチル生産で共同会社 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:昭和電工 |
昭和電工、協和発酵の両社は17日、酢酸エチルの生産会社を今年8月をめどに設立すると発表した。営業運転開始は来年4月からの予定だが、新会社は酢酸エチルの生産会社とし、販売は従来通り両社が独自に行う。 酢酸エチルは、印刷や塗料用の溶剤として近年需要が増加し、今後とも特にトルエン、キシレンなどの芳香族溶剤の代替品として、日本を含むアジア地区で需要増が見込まれているが、大分コンビナート内での酢酸エチルの生産を計画してきた昭和電工と、化学品事業の構造改革を目指す協和発酵の事業戦略が合致した。 計画によると、2001年夏に休止した昭電大分コンビナート内の(アセトアルデヒド法)酢酸設備を酢酸エチル生産設備に転用し、年産10万トンと世界規模の生産設備を共有する。これによって高い競争力をもたせる。 【新会社の概要】 ◇会社名:日本酢酸エチル株式会社(仮称) ◇本社所在地:大分県大分市大字中の洲2 (昭和電工 大分コンビナート内) ◇設立予定日:2003年8月(予定) ◇営業運転開始日:2004年4月(予定) ◇資本金:4億円 ◇出資比率:昭和電工 55%、協和発酵 45% ◇役員構成:取締役=昭和電工 3名、協和発酵 2名 ◇事業内容:酢酸エチルの生産 ◇設備能力:年産10万トン ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/030417sk.doc |