2003年04月18日
タキロン、ポリカーボネート製「熱線カット採光材 」発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:タキロン

タキロン(大阪市中央区 西谷 重三社長)は、ポリカーボネート製の「 熱線カット採光材」(ポリカナミイタ・ポリカ折板・ポリカーボネートプレート)の3品種の発売を開始する。

 独自の原料配合(顔料、熱線吸収剤)を用いた遮蔽処理法により、紫外線5%、可視光45%、近赤外線50%のエネルギー比を持つといわれている太陽光線から紫外線、近赤外線を吸収(遮断)することで太陽エネルギーを遮蔽する。金属粉を混合して熱線を反射させるタイプではないため、透明性に優れ、日射しの照り返し反射がない。

 太陽光エネルギー( 近赤外線 )を吸収し、熱線遮蔽効果を発揮するので、炎天下での直下の施設や車両の温度上昇が抑えられる。熱線カット率は 54%。透明性に優れ、熱線透過率は46%と高い。素材はポリカーボネート製で、色は3品種ともブラウン透明。熱線カット機能をもち、従来のブラウン透明ポリカーボネート品と同等の透明性を有しているため、製品の外観が優れている、などの特徴をもっている。

 揖保川事業所(兵庫県 揖保郡揖保川町)で生産。製品価格は、従来製品の15%アップ。売上げ目標は、初年度3億円を見込んでいる。

ニュースリリース参照
http://www.chem-t.com/cgi-bin/fax/search.cgi?CODE=888

製品写真
http://www.chem-t.com/fax/images/030418takiron2.jpg