2003年04月21日
ナフサの日本向けスポット価格、先週は前週の横並び
トン当たり241〜243ドルで落ち着き取り戻す
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 エチレンセンター筋の調べによると、ナフサの国際スポット相場のうち、先週1週間の間に日本の石油化学企業や大手商社などが国際トレーダーや産油国との間で契約するなりオファーするなりしたC&F価格(C&F/ジャパン)はトン当たり241〜243ドルとなったもよう。
 
 その前の週の平均価格のほぼ横並びとなっている。ナフサのC&F/ジャパンの週単位の平均価格は3月第2週の370ドル弱をピークに毎週下降を続けてきたが、先週に入ってようやく歯止めがかかったわけ。原油のスポット相場が、OPECの減産決定を見越して小幅ながら反転してきたことが最大の要因と見られている。
 
 今後どうなるかについては、原油市場の動きから見てしばらく落ち着いた状態が続くと予想する向きが石油化学企業や大手商社の間に多い。