2003年04月25日 |
化成品の3月の輸入、エチレンやEDCが大幅減 |
EGや酢酸は目覚しい伸び遂げる |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:財務省 |
エチレンや主要化成品の3月の輸入通関数量は、製品によって対前年同月比にこれまでにない大きなばらつきが生じていることが明らかになった。 財務省が25日にまとめた3月の輸入通関速報によると、エチレンの輸入量は568tで前年同月を74.9%下回っている。全量が韓国からの輸入となっている。1キログラム当たりのCIF価格は77.2円となる。この結果、1〜3月期の総輸入数量は9,627tとなった。前年同期を5.0%上回っている。 また、EDCの3月の輸入数量は2万6,267tで前年同月を42.2%下回っている。通期は7万9,045tで25.6%減である。メタノールの3月の輸入量は15万1,941tで19.6%減、通期は46万6,769tで6.2%減となっている。ANも減少が目立つ。3月は3,181tで47.1%減、通期は1万4,737tで21.2%減である。 反面、EGは3月が3,988tで2.66倍、通期が1万5,637tで2.12倍となっている。また、酢酸も3月が6,901tで71.8%増と大幅な伸びとなった。ただし通期は8,943tで26.5%減少している。 |