2003年05月01日 |
韓国・東西石化のAN設備が運休 |
電力会社が配電トラブル |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:旭化成 |
旭化成の出資会社、韓国・東西石油化学は、先週はじめからウルサンのAN(アクリロニトリル)プラントの運転を休止している。電力会社の配電に支障が生じたため急遽運休となった。休止設備は3月から営業運転に入ったばかりの年産20万トンプラント。既存の同7万トン設備は稼動している。復旧がいつになるかは明確ではない。向う2週間ていどは運休を余儀なくされそう。 ANの需要はアジア全域で引き続き順調に拡大している。一方の供給能力はアジア全体でかねてから総需要量を下回っており、このため北米からの余剰玉が頼りとなっている。東西石化の大型プラント運休でアジア地域の需給は一段と逼迫の度合いが強まると見られる。 |