2003年05月02日
エチレン換算輸出入バランス、3月はこれまで以上の規模の出超
エチレンやEG、VCM などの輸出が大幅増
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:経済産業省

 経済産業省製造産業局は2日、エチレン並びにエチレン系誘導品の3月の輸出入バランスをまとめた。それによると、輸出量は16品目合計がエチレン換算で21万2,500t、輸入量は13品目合計で同2万6,600tとなっている。差し引きは18万5,900tの出超である。

 これらのうち、輸出量は史上第3位の規模であり、出超量は99年3月の19万3,700tに次ぐ同第2位の高水準である。これらを前年同月に比較すると、輸出は1.7%増、輸入は11.8%減となる。輸出の中では、エチレンの2.34倍(3万2,153t)、EGの22.1%増(1万586t)、VCMの19.9%増(1万8,400t)などが目立つ。また、輸入ではEDCの42.2%減(7,618t)、エチレンの74.8%減(568t)、PVCの63.2%減(206t)などが目を引く。

 これに伴う輸出比率(エチレン生産量に占める輸出の比率)は31.8%、輸入比率(内需に占める輸入比率)は6.5%となる。


●エチレン換算輸出入実績
http://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile.cgi?FILE=data/trade/9699b