2003年05月07日 |
BASF、ハネウェル社のエンプラ事業買収を完了 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:BASF |
BASFは7日、ハネウェル・インターナショナル(本社ニュージャージー州モリスタウン)からエンジニアリング・プラスチック事業を引き継ぎ、BASFナイロン繊維事業のハネウェル社への移管が1日付けで完了したと発表した。 この事業買収・売却により、BASF は今後、繊維事業から撤退し、スチレン、ポリウレタン、ナイロン中間体を含むプラスチックス事業に専念することになる。 ハネウェルのエンプラ事業買収は、BASF にとって製品群の強化となる。とくに自動車、パッケージング、電気・電子業界向け製品の充実となる。ハネウェルからはエンジニアリング・プラスチックの製造設備、研究開発資産、販売・技術サービス拠点などのほか、約500 人の従業員もあわせて獲得した。BASFでは「世界のエンジニアリグ・プラスチック業界におけるリーディング・サプライヤーとしての地位をさらに高めたことになる」といっている。 ハネウェルのエンジニアリング・プラスチック事業の2002 年度の売上高は約3億8,000 万ドル。BASF の同事業ならびにナイロン中間体事業を加えると、売上高は約22 億ドルとなる。なお、BASF がハネウェルに移管したナイロン繊維事業の2002 年の売上高は約3 億6,000 万ドルだった。 ニュースリリース参照 http://www.chem-t.com/fax/images/0507.pdf |