2003年05月08日
アジアのプロピレン相場が反発
需給のタイト化でCFR500ドルに
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 アジア地域におけるプロピレンのスポット相場が今週の週明けを堺に反騰傾向をたどりはじめた。同地域のプロピレンのスポット相場は、2月中旬のトン当たりCFR700ドルをピークに下降を続け5月初頭の平均は同440〜460ドルとなっていた。
 ところが今週に入ってにわかに反発、7日現在のオファー価格は同480〜490ドルとなっている。
 
 石油化学製品のアジア地域の相場は、エチレンも芳香族もエチレン系誘導品も依然として軒並み軟化を続けている。そうしたなかでプロピレンの価格だけがここにきて反騰してきたのは、ANやPPなど主要誘導品の需要が引き続き活発で、ユーザーの間に再び先高観が出始めたことによるところが大きいと見られる。