2003年05月09日
ナフサの国際スポット相場、各地で落ち着き取り戻す
わが国のエチレンセンターの多くは底打ちと判断
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品
【関連企業・団体】:なし

 ナフサの国際スポット相場が西欧でも極東でも落ち着きを取り戻してきた。わが国のエチレンセンターの調べによると、北西欧のCIF価格は先週明け以降小幅の変動はあるものの、おおむねトン当たり200ドル強のレベルで推移している。一方、日本向けは先週はじめ以降C&F220ドル前後で取り引きされている。

 一ヶ月前に比較すると、CIF/NEWもC&F/ジャパンもともに30ドル前後安くなっている。原油のスポット相場の軟化にスライドして推移している。
 わが国のエチレンセンターの多くは、原油のスポット相場が底を打ったとの見方を強めている。したがってナフサの国際相場についても、センターの多くが、下げ止まりの段階にきたと判断している。