2001年12月14日 |
ユニチカ、合繊紡事業を再構築 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:ユニチカ |
ユニチカは14日、垂井工場での紡績糸生産停止を中心とする、グループ合繊紡事業の再構築を発表した。合繊紡事業は、輸入浸透率が高まる中、国内生産量の減少は今後も続くと予想されており、こうした状況に対処するには差別化商品への重点化や生産設備の縮小、市場の変化に対応した生産・販売・開発体制の再構築が必要と判断した。 具体的には、(1)垂井工場の生産停止(2)合繊紡績糸の生産関連会社である長崎ユニチカ、ツジモ紡両社の合併を行う、としている。 垂井工場ではユニチカの設備をユニチカテキスタイルが賃借し、ユニチカファイバー社向けの紡績糸を生産しているが、2002年3月末をめどに生産を停止する。設備能力は、精紡機2万3,050錘。 長崎ユニチカ、ツジモ紡両社の合併は、生産・開発の効率化を図るもので、今年10月1日付で長崎県松浦市に「ユニチカスピニング」を設立済み。資本金4億2,000万円(ユニチカ100%)、社長は中西康雄氏で、精紡機3万5848錘。 |