2003年05月13日 |
エチレン生産、4月も61万tと高水準に |
平均稼働率は97.5%と依然高率 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:経済産業省 |
経済産業省製造産業局が13日に集計したところによると、4月のエチレン生産量は61万400tとなった。前月を8.6%下回っている。しかし前年同月に対しては逆に13.3%の増加となっている。 前月を8.6%下回ったのは、全体の稼動日数が前月より1日少なかったことと、前月ゼロであった定修による運休エチレンプラントが4月は1基あった(出光石油化学・千葉工場)ことによるもの。 一方、前年同月を13.3%上回ったのは、定修による運休設備が前年同月の4基から1基に縮小したのと、一部のコンビナートの生産能力が前年を上回ったことによる。 同月の稼動設備の平均稼動率は97.5%となっている。前月を0.6ポイント、前年同月を0.8ポイントそれぞれ下回っているものの、最近の主要誘導品の輸出の大幅減を考えるとかなりの高率と指摘する向きが関係筋には多い。 この結果、1月からの累計は251万7,400tとなった。前年同期を8.8%上回っている。 |