2003年05月14日 |
PSPの4月の出荷、1年ぶりの前年同月超えに |
トレー用原反の需要の拡大を支えに4.5%増 |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:発泡スチレンシート工業会 |
発泡スチレンシート工業会が13日に集計したところによると、同シート(PSP)の4月の総出荷数量は1万570tとなった。2ヶ月連続の1万tの大台超えである。 これを前年同月の実績に比較すると4.5%の増加となる。PSPの月間出荷数量が前年同月を上回るのは昨年4月の0.5%増いらい1年ぶりのこと。 この要因は、最大消費品種であるトレー用原反が14.9%もの伸びを遂げたことにある。同品種は3ヶ月連続の前年同月超えとなった。これには、ある大手加工企業がロースタックタイプの新型トレーを開発・上市したことと、トレー加工業界全体が品薄となってきた在庫の補充の動きはじめたことが大きく作用していると見られる。 また、ラミネート丼用も1.9%増と引き続き着実な伸びを遂げている。7ヶ月連続の前年同月超えである。 この結果、1月から4月までの累計は3万8,860tとなった。前年同期を0.5%上回っている。 PSPの品種別の4月の出荷実績は以下の通り。単位はとん。かっこ内は前年同月比。右は1〜4月の累計。 ▽トレー用原反 4,790(114.9%) 16,850(104.3%) ▽一般反 1,980(92.5%) 7,600(91.0%) ▽ロール巻合計 6,770(107.3%) 24,450(99.8%) ▽ラミネート丼用 2,620(101.9%) 10,330(102.9%) ▽ラミネート一般用 1,180(95.9%) 4,080(99.0%) ▽ラミネート用合計 3,800(100.0%) 14,410(101.8%) ▽総合計 10,570(104.5%) 38,860(100.5%) |