2003年05月14日 |
中国の樹脂輸入、機能品種は3月もなお活発 |
PCやPBTが特に大きな伸び続ける |
【カテゴリー】:原料/樹脂/化成品 【関連企業・団体】:なし |
大手商社筋の調査によると、中国の汎用樹脂の3月の輸入通関数量はABS樹脂を含めて軒並み前年同月を大幅に下回ったが、その反面、機能性樹脂は依然として高水準を維持していることがこのほど明らかとなった。中でも、PC(ポリカーボネート)とPBT(ポリブチレンテレフタレート)の伸びの高さが目立つ。 需要家の中に日系の電子・電機メーカーが多いので、汎用樹脂にみられたような過剰な在庫の積み増しが行われなかったことによるものと見られている。1月から3月までの累計も全てが前年同期を上回っている。 中国による機能性樹脂の3月の輸入通関数量は以下の通り。単位はトン。かっこ内は前年比。右は累計。 ▽PC 43,304(142.5%) 121,209(11.5%) ▽PBT 13,465(142.0%) 34,500(146.7%) ▽PMMA 10,873(119.5%) 28,821(119.3%) ▽POM 12,772(100.7%) 35,964(118.6%) ▽PAその他のホモポリマー 5,633(109.2%) 14,899(118.2%) ▽同コポリマー 7,166(139.5%) 16,385(125.4%) |